![]() | マジコ (2007/08/08) ヤン・ガルバレク,エグベルト・ジスモンチ チャーリー・ヘイデン 商品詳細を見る |
右手の指三本を軽くケガしているので少し短めに。なにげなくチャーリー・ヘイデンが聴きたくなり、他にヤン・ガルバレク(ss,ts)、エグベルト・ジスモンチ(g,p,vo)とコラボレートした本作(ヘイデンは別にリーダーではない)を聴いてアジアの彼方、時間の静止する場所、人間的な暖かみゆえにじつは人間世界から遠く離れたどこか、を想像した。
全曲ゆったりとしたテンポで派手なコケおどしは一切ない。ヘイデンのベースのうねり、ガルバレクのサックス、ジスモンチのギターやピアノ、アドリブを刻み、それぞれがかけあいをする、そこはこれぞまさにジャズという醍醐味にあふれている。
ECMというレーベルは恥ずかしながらキース・ジャレットが所属しているところ、ぐらいの認識だったのですが、この盤の企画を立てたプロデューサー、マンフレート・アイヒャーの慧眼には、当たり前のことだけども音楽はけしてミュージシャンだけで成り立つものではないということを教えられる。
本盤の3人は、それまでなんの接触もなかったらしい。アイヒャーの脳内には、この3人の接触でどのような音が出るか想像がある程度はついていたという眼力なのだし。
以前、モダン・ジャズ・カルテットの「フォンテッサ」のエントリでも書いたと思うけど、このアルバムもとくにジャズにこだわらず、音楽が好きだったら気に入ってしかもじっくり聴けるはずです。
ガルバレクの演奏で北欧のイメージというエントリをよく見かけますが、それにブラジルのジスモンチ、アメリカのチャーリー・ヘイデンを加えて、僕は、北欧から南米までをカバーする仮想の地母神、その体内回帰を味わっているような、そしてその施設から二度と出たくなくなるような、とがらにもないたとえで締めておきます。
▼よければぜひ▼











































